あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

グラフィックノベル予約した

河出書房新社の「奇想コレクション」を集めるでもなく集めている。新品と中古とを問わず、見かけたら、そうして表紙が気に入ったら買うという方式で、気がつけば大半を所有するに至っている。

ハズレも混ざっているが概ね面白く読めるし、なかには「これぞ奇想だぜウィー!」とテキサス・ロングホーンを、否、キツネサインを掲げたくなるような大当たりがある。ダン・シモンズグレッグ・イーガンといった稀有な作家に出会えたのも、このシリーズのおかげだ。

発想する能力そのものに人種間の優劣はないと思う。にも関わらず、わたしが外国人作家の小説を好んで読むのは、それが日本で生まれ育った日本人のわたしにとってひとえに異質だからである。日本とは異なる歴史、伝統、文化、言語、気候風土、社会通念、価値体系、宗教観、美意識、ユーモア感覚、その他いろいろに根ざした発想なり、視点なり、考え方なりが、新鮮かつ刺激的に感じられるからにほかならない。

そんな外国人のフィルターを通してBABYMETALを再体験、再発見できたら楽しいに決まっている。わたしたち日本人とは異なる感性でもって描かれるBABYMETALの物語はいったいどんな具合になるのだろう。女の子たちはそれぞれどんなふうに描かれるのだろうか。

先日、例のグラフィック・ノベルを予約した。グッズに関心がないばかりか漫画も読まないわたしだが、これには不思議と興味をそそられた。理由は長々と先述した通りである。


【お詫び】
先月25日に投稿した文章「ザ・モンスター・イン・アイ」に、一部誤解を招きかねない表現がありました。不快感をもよおされた皆様に深くお詫び申し上げます。

わたし個人としては「二面性」という言葉それ自体にネガティヴな意味があるとは考えません。また、表現活動において抜きん出た仕事をなす人々の多くが内心に「モンスター」を宿すものと信じます。それを適宜解き放ってやることで、作品なりパフォーマンスなりに言葉や理屈を超えた迫真性と説得力とを付与するのです。

しかしながら、件の文章で引用した歌詞がいずれも少々エクストリームな内容であったこと、また、そのままの流れでBABYMETALの二面性を論じてしまったこと、これらの不手際を真摯に受け止め、反省材料とし、今後のブログ作りに役立てていく所存DEATH。