あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

(6)それから

ブログを立ち上げてから早2年余りの月日が経過した。小鳥並みに勘の鋭い方ならお気づきだろうが、現在のわたしはBABYMETAL中毒者ではない。BABYMETALを一部分とするメタル音楽の依存症患者である。となると、ブログの看板に若干の偽りが生じているわけだ。

そのあたりも含めて、ここらで今後の展望についていろいろと書き留めておきたい。

(1)ライブは当面欠席する見通し
出演者未定のままチケットを売るというやり方が、わたしにはちょっと理解できない。わたしはBABYMETALファンである前に音楽ファンであり、さらには、賢い消費者であろうと日々心掛ける者である。それが何であれ、価格と内容とに著しくバランスを欠く商品や、本来なら明確にされるべき中身のあやふやな商品にお金を払うつもりはない。YUIMETALの不在について、また、今後のBABYMETALについて正式のアナウンスが出るまでは、ライブへの参加を見合わせようと考えている。

(2)サードアルバムが分水嶺になる
楽曲派および音源派をもって自ら任ずる身としては、サードアルバムの出来栄えが今後最大の関心事になる。再びBABYMETAL中毒の幸せを味わうのか、それとも微温的な態度で付き合っていくことを余儀なくされるのか、すべては3枚目の内容次第と言っていい。しかし正直な話、いまのところあまりいい予感はしない。すでに発表された4曲がいずれも楽曲構成の面で物足りなく、練り込み不足とさえ感じられるからだ。こうした悪い予感をひっくり返す傑作を期待するばかりである。

(3)女の子たちへの気持ちは変わらない
わたしにとって音楽は特別なものだから、心底のめり込めぬ音楽を惰性で聴くことはできない。けれども、女の子たちへの気持ちはそれとは次元が異なる。2年前の出会いから今日に至るまでの長い時間を通じて、パフォーマンスやインタビューに見えつ隠れつする彼女たちの人間性のようなものに接してきたからだ。そう簡単にさよならなんて云えないんである。今後何が起ころうとも、わたしは・君たちが・好きだ──そこは変わらない。

【おことわり】
余程の動きがない限り、次回の更新は「グラフィックノベルの読書感想文」になります。