2019-01-01から1年間の記事一覧
『METAL GALAXY』を毎日浴びるように聴き続けて3週間余りが経過した頃、わたしの内心にとある思いが去来した──なんつーかこう、もっとメタルを好きになりたいなあ。全部のアルバムを取り揃えたくなるバンドにもっともっと出会いたいなあ。得意のなぜなぜ分…
左隣は長野から遠征のお兄さんだった。音楽を聴くところへ話しかける形になってしまったのにも関わらず、気さくに応じてくださって有難かった。わたしたちは、ファン歴、夢中になったきっかけ、ダークサイドうんぬんなど、随分いろいろの話をした。「もった…
1. IN THE NAME OF 禍々しい雰囲気が充満するトライバルなイントロダクション。ファンカムでは単調に感じたが、スタジオ音源は終始退屈せずに聴ける。ヴォーカルのごそごそとした質感がちょっとデスクロックを彷彿させる。2. Distortion (feat. Alissa White…
1. FUTURE METAL お上品なヒップホップ+無機質なジェント+キラキラ電子音=未来のメタル。わたしは汗臭い職人的芸当を尊ぶ人間だから全然そうは思わないが。2. DA DA DANCE (feat. Tak Matsumoto) 90年代の音をぎゅうぎゅう詰め込んだ言うなればエイベッ…
BABYMETALの新作『METAL GALAXY』をぶるぶると震える手で開封しながら、わたしはほとんど祈りを捧げていたと言っていい──妙ちきりんな楽曲が山盛りの予感がするけれども、どうか好きになれますように。どうか500回聴けるアルバムでありますように。結論か…
BABYMETALの新譜まで1週間を切った今日この頃、またしてもPMCとかいう雑誌が郵便受けに突っ込まれてあったので、これを大変面白く読んだ。なかでも仕事中に思い出し笑いをしてしまうほど印象に残ったのが、蝉のくだりである。裏返しになっていた蝉を元に…
わたしはほとんど風邪を引かない。日々メタルを摂取するのみならず、おや風邪かなと思ったら、(1)常備してある葛根湯を飲み、(2)お気に入りのメタルを聴いたのち、(3)さっさと寝床に這入るからだろう。世界にはメタルがそのうちガンに効くようにな…
さいたまスーパーアリーナ公演のチケットが当たった。2017年の同公演以来、約2年ぶりのライブとなる。うれしいとか、楽しみだとか、やだドキドキ止まんないとかいう以上に、疲労感と安堵感とがクロスオーバーしたような妙な心持ちがする今日この頃であ…
メタルを聴くなかで何やらアジられているなと感じることがある。無論、政治がらみの話ではない。右でも左でもなければ何とか主義の話でもない。けれども、まるで革命家だか扇動者だかの演説に熱狂するかのような、そんな高揚感とカタルシスとをおぼえる瞬間…
新曲『PA PA YA!!』を聴くうちに、ふと懐かしい記憶がよみがえってきた。小学校低学年の頃、珍妙極まる音楽に合わせてクソややこしい踊りを踊らされた、そんな黄色っぽく色褪せた思い出がである。それは『ジンギスカン』と呼ばれていた。何やら異国語で歌わ…
新曲『PA PA YA!!』のスタジオ音源を聴いたわたしは、その音世界が個人的好みの領域から著しく逸脱していること、また、曲がりなりにも食らいつくだけの熱が最早手前の側に残されていないことを、寝起きの煙草を吸いながら案外冷静に受け止めた。ついに引導…
音楽は、体内に取り入れるの意味において、食べ物同然である。したがって、流行りのスイーツを追っかけまわすとか、年代物のワインに凝るとか、ラーメン二郎へ通い詰めるとか、その他いろいろのクソしょうもない比喩が成り立つわけだが、わたしの場合、その…
今年秋に開催される全20公演の米国ツアーで、ついにBABYMETALとアヴァターの共演が実現する。両者のファンとして、また、両者にいくつかの共通点を見出す者として、このお知らせには俄然気持ちが高ぶった。臀部から大腿部にかけて原因不明のかゆみをおぼえ…
かれこれ1年近くBABYMETALを聴かない。新曲のいくつかは味が出てくる程度耳に入れたが、トリオ時分の楽曲や映像に接するのは依然困難だ。我ながらとんでもないナイーブおじさんだなと自嘲する日々である。けれども、わたしはBABYMETALを好きでいたい。かつ…
好きなバンドが出るんだろう期待が空振りに終わったダウンロードで、しかしわたしは大粒の涙を流すことになる。この言うなればポロリ事件が発生した経緯について、以下に詳しく書き記す。スレイヤーの出番に備えて喫煙タイムを取ったのが仇となり、わたしは…
好きなバンドのひとつやふたつは出るんだろう当て込みが外れたので、スレイヤーを山盛りとジューダス・プリーストを少々予習して祭りにのぞんだ。あとは出たとこ勝負で十分楽しめるんだろう腹なのだった。結論から言ってフェスに住みたい。メタルの轟音に全…
この2ヶ月余り、わたしはクリスマスを心待ちにする5歳児さながらウキウキ気分で過ごした。というのも、わたしのキイチ率いるわたしのトリヴィアムがグラミー賞のベスト・メタル・パフォーマンス部門にノミネートされていたからである。結果は惜しくも残念…