あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

見ーつけた!

日々の音楽漁りに一定の成果が見られたので以下に報告する。

某所で紹介してもらったフランスのニューメタル・バンド。聴いた瞬間「これだああ!」と小躍りした。ディスコとメタルの見事な融合と評すべき快作である。ファンク寄りのボーカルスタイルがこの界隈では珍しいばかりか、ほかの楽曲を聴いてみると、サウンド的にもありきたりなニューメタルとは一線を画するようだ。リズム隊にしろ、ギターワークにしろ、ちょっとしたひねりが効いていて面白い。しかしどうやったら音源が手に入るのか。

このパンテラ風のリフに心を奪われた。アルバムを取り寄せたところ、見た目こそデスメタル気味だが、グルーヴメタル、フォークメタル、インダストリアルメタル、ハードロック寄りの楽曲など手広くやるようであり、とりわけ民族音楽っぽいメロディやリフが新鮮に聞こえるのだった。箸休め的とまでは言わないが少々風変わりなものが聴けて楽しいし、若干スベっている感じも逆にかわいい。同時に注文したもう1枚はいまだに配送準備中である。

本来この手のキラキラしたメタルは好まない。先日も巷で人気のアヴェンジド・セブンフォールドを購入してみたのだが、案の定クサメタル成分が濃すぎて数回聴いたのみで投げてしまった。そんなわたしがこのバンドには不思議な魅力を感じている。何しろ若い。若いのに変態テク。変態テクなのにやらしい感じがしない。技量の差こそあれ、青春パンクを聴くような、懐かしい、清々しい気分が起こってくる。現在の音楽性とは多少とも異なるようだが。

未知のバンドに出会って「よし! のめり込むぞ!」という時期の高揚感ったらない。なかでも注目はプロテスト・ザ・ヒーローである。彼らの音楽をきっかけに新しい扉が開くかもしれないからだ。メタルコアか? プログレか? ジェントか? まさかのクサメタルか?

YouTubeに感謝だ。わたしの若い頃は新しい音楽に出会う方法は限られていた。いや、そこまで大昔の話でもないが、まあ確かに、アステルPHSを使っていた記憶はある。