あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

白笹稲荷神社

神奈川県は秦野市にある白笹稲荷神社を訪ねた。折しも骨董市が開催されており、参道から拝殿にかけて、陶器や置き物、古道具などを売る露店が並んでいた。

この新緑、この青空、この鳥居の朱塗り、この春のうららかな日差し──いったいどういうわけか、わたしはプロテスト・ザ・ヒーローのファーストアルバム『ケザイア』を思い起こした。ちなみに「ケザイア」とはアフリカの言葉で「希望」という意味なんだそうだ。

拝殿で手を合わせ、女の子たちの健康と、旅の無事と、さらなる活躍とをお祈りした。すると、どこからともなく威厳に満ちた声が聞こえてきた。「おお、渡りに船とはこのことじゃ。何しろ余はつい先日、そのべびいめたるとやらのふぁんになったばかりでな、いまだゆいめたるともあめたるの区別がつかん。男よ、どうか余にふたりの見分け方を指南してくれんじゃろうか」

拝殿の裏手はこんな具合の安らぎ空間になっている。ちなみに例の威厳に満ちた声の件だが、BABYMETAL初心者がYUIMETALとMOAMETALとを首尾よく見分けるヒントとして、わたしは──以前このブログにも書いたように──ふたりをそれぞれ花に喩えたのだった(注)。これには先方も合点がいったようである。

(注)女の子たちをそれぞれ何の花に喩えたのか?──興味を持たれた方は2016年9月12日付の記事「危なーい!」をご参照ください。