あんたのどれいのままでいい

とあるBABYMETAL中毒者の手記

クサカッコイイ

巨大キツネ祭り前のわたしは以下のように考えていた。(1)両日とも出席するのだからほとんどの楽曲が体験できるだろう。(2)アリーナなのだから女の子たちを間近に見られるはずだ。(3)したがってライブ行きたい病もひとまず小康を得るのではないか。

オランダのことわざに曰く「Roast geese don't come flying into your mouth.(ローストグースは口のなかに飛び込んでこない)」ーーハハッ! 面白い言い回し!

現実はいつだって不如意である。そうして不如意なる現実の最新のやつがSU-METALの聖誕祭である。12月2日と3日、広島グリーンアリーナにて開催、チケットは各日2万円。わたしにいったい何ができる? デ・ニーロよろしく肩をすくめて苦笑する以外に何が?

ところで最近はトリヴィアムばかり聴く。約2年間にわたって『ザ・クルセイド』、『将軍』、『イン・ウェイブス』、『ヴェンジャンス・フォールズ』と順繰りに経てきたわけだが、ここへきてすっかり首ったけになってしまった。なかでも『ヴェンジャンス・フォールズ』には相当な中毒性を認めざるを得ない。

Trivium - Strife [OFFICIAL VIDEO] - YouTube

何しろクサさとカッコよさの乙なハーモニー、言うなればクサカッコイイのヴァイブスが現時点のわたしにちょうどいい。暴力的にして几帳面な刻み、匂い立つようなツインリードのハモり、歌謡曲まがいのキャッチーなメロディーー全部だキイチ、全部がすこぶるちょうどいいぞキイチ。また逆から言えば、こうした正統派のクサカッコイイあれこれを心底楽しめるようになった自分自身の変化、あるいは馴化、ひいては鋼鉄魂の深化を実感せずにはいられない。

こうなると例の大御所バンドがおのずと視野に入ってくる。トリヴィアムしかり、少し前に『ザ・ポイズン』を聴いて好印象を持ったブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインしかり、例の大御所バンドの影響抜きには決して鳴らせない音を鳴らしているからだ。

メタル歴10年にしてようやくたどり着くらしい。とりあえずベストでも買おうかな、アイアンメイデン。