あんたのどれいのままでいい

とあるBABYMETAL中毒者の手記

巨大キツネ祭り(SSA)9/26

思いのほか早く到着してしまったので、どうせ待つならと物販の列に加わってTシャツを購入した。グッズにあまり興味が持てない性質だが、実際に手にしてみるとこれはこれで素敵に有難いものだ。何しろかっこいい。

座席はアリーナを挟んでステージ正面の1階スタンド席だった。例によって開演を待つ間に両隣の人に話しかける。左隣は名古屋から遠征のおじさま、右隣は2013年頃からのファンというお兄さま。おふたりとも気さくに応じてくださってありがとうございました。おかげで気兼ねなく大騒ぎすることができました。

そうこうするうちに会場の照明が落ち、わたしは味気ない日常に別れを告げた。セットリストは以下の通り。

1.BABYMETAL DEATH
2.ド・キ・ド・キ☆モーニング
3.メギツネ
4.(神バンドソロからの)ヤバッ!
5.Amore -蒼星-
6.4の歌
7.シンコペーション
8.META! メタ太郎
9.イジメ、ダメ、ゼッタイ
10.KARATE
11.ヘドバンギャー!!
12.Road of Resistance
13.THE ONE(英語Ver.)

1曲1曲が馬鹿に短く感じられる。例の楽しい時間は何とやらの法則なのだろうが、煮えたぎるような熱狂に一抹のやるせなさが混じってくる。ああ、もう終わってしまったのかよーーからの次のイントロがドーン! うおおお来たぜええええ! これを繰り返す。

東京ドーム公演(黒)で演らなかった楽曲を数多く体験できて言うことなしだった。とりわけ『KARATE』である。あの重力を自在に操るかのようなヘヴィかつグルーヴィな音の奔流に身も心も委ねる感覚は、ちょっと筆舌に尽くしがたい。首をひと振りするごとに自意識という名のリミッターが外れ、一歩また一歩と忘我の境地に分け入っていく。最終的には大変お見苦しい姿を晒していたはずだが、無論、反省も後悔もしていない。

そうして『Road of Resistance』である。ついに巡り会えた。待ち続けた甲斐があった。何しろ最初から最後まで、すべての瞬間に、すべての歌と踊りと演奏に、わたしがBABYMETALを大好きになった理由が宿っていた。「そうだ! これだ! これなんだ!」という絶対的な確信が全身を駆け巡ると同時に、女の子たちのファンとして歩んできた1年5ヶ月が6分間やそこらに集約され、肯定され、祝福されるのをありありと感じた。端的に言って、わたしはしあわせの絶頂を味わったのだった。

おまけに『シンコペーション』であるーーなどとやっていると終わらないので、このあたりにしておく。とにかく何もかもが半端なかったと証言しておきたい。さながらヘヴィでキュートでブルータルな13本立ての夢を体験するようだった。女の子たち、神バンドの皆さん、それから裏方のスタッフの皆さま、この度は楽しいショーをありがとうございました。くっそ最高でした。

90分弱のライブが幕を閉じると、左隣のおじさまとぽそぽそ話しながら外の喫煙所まで歩いた。明日再びここへ戻って来られるのだという喜びが、わたしたちの足取りを軽くしていた。そう! 夢はまだ終わらない!