あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

レビュー

『Apocrypha: The Legend Of BABYMETAL』の感想

年齢を重ねるにつれ世界は既視感に満ちてくる。クソの洪水さながら押し寄せる過去の焼き直しをかいくぐり、自分にとって異質で、新鮮で、なおかつ型破り的なものに出会うためには、それ相応の努力が必要になる。そんな努力の一環としてわたしが薄汚い手を伸…

新曲『TATTOO』の不思議

システム・オブ・ア・ダウンの音楽を語るとき、「変態」の2文字を避けて通ることはできない。サージの変態的歌唱とダロンの変態的作曲センスの邂逅、すなわち変態ミーツ変態といった音世界こそが、彼らの最たる魅力と言って差し支えないはずだ。しかしなが…

新曲『Distortion』の感想

待ちに待ったBABYMETALの新曲『Distortion』が先日リリースされた。「これまた随分と若々しい曲だなあ」というのが率直な感想である。何しろメロディラインが若々しい。従来の歌謡曲の流れを汲むようなメロディラインではなく、近年のJポップのトレンドを意…

曲がりなりにもメタル好き

曲がりなりにもメタル好きのBABYMETALファンとして、ここらでお気に入りのメタル部分についてあれこれ書き散らかしておきたい。『シンコペーション』のツーバス連打 ロック色の強い楽曲にあって発作的に暴走するかのようなツーバスの連打がたまらない。「ム…

まさかの踊りレビュー(2)

素人がプロの踊りをうんぬんするコーナーが約1年ぶりに帰ってきた。今回も持ち前の厚顔無恥なところを存分に発揮していきたい。ヤバッ! 猫じゃらし的な何かと見てまず間違いない。とりわけ魅力的に映るのは「ピッポパッポピッポパッポピー」の人差し指だ。…

『LIVE AT TOKYO DOME』レビュー

「人間というのはここまでいけるのか」ーーこれが率直な感想である。であるが、まずもってRED NIGHTとBLACK NIGHTの双方について所感を述べておきたい。【 RED NIGHT 】あらためて映像で観ると途方もない舞台セットである。歌と踊りとに加えて、あれを上った…

2枚のアルバムを語る

今日までにBABYMETALのアルバムを2枚合わせて500回は聴いたはずである。繰り返し聴くなかで当初はぐにゃぐにゃしていた印象や評価が少しずつ固まってきた。ここらでそれぞれを総合的に語ってみたい。1枚目の『BABYMETAL』は「メタルとアイドルの融合」…

『LIVE AT WEMBLEY』レビュー

当初は購入を見送るつもりだった。東京ドームの2枚組まで待とうと考えていた。何でもかんでも出たら買うなんて姿勢は主義に反するからだ。ところが1週間ほど前である。はたと我に返ったわたしは、自分が何やら嫌に黒光りする薄っぺらな小箱をテレビへ接続…

まさかの踊りレビュー

人前で踊った記憶となると小学校の運動会までさかのぼらねばならない。子ども心に「もう二度と御免だぜ」と思った。何しろ自意識と羞恥心とが人一倍たくましい。悪党に銃を突きつけられ「踊れ」と脅迫されたとしても断固たる態度で棒立ちを貫く、それがわた…

『METAL RESISTANCE』レビュー

1. Road of Resistanceレジスタンスという言葉には何かしら特別な響きがある。そうしてこの楽曲には、数分前の自分を、いや、数秒前の自分さえも置き去りにする凄まじい牽引力がある。ミキシングがまずくてシャバシャバ聞こえるのが残念だが。2. KARATEメイ…

『BABYMETAL』レビュー

1. BABYMETAL DEATHメタル稲荷神社へとつづく長い参道をイメージさせる楽曲。鋼鉄の鳥居をくぐるたび、kawaiiメタルの聖地に足を踏み入れる喜びと畏敬の念とを強くするのだ。2. メギツネ日本音楽史に燦然と輝く金字塔。日本の伝統文化をふんだんに落とし込ん…