あんたのどれいのままでいい

BABYMETAL中毒者の手記

(6)それから

ブログを立ち上げてから早2年余りの月日が経過した。小鳥並みに勘の鋭い方ならお気づきだろうが、現在のわたしはBABYMETAL中毒者ではない。BABYMETALを一部分とするメタル音楽の依存症患者である。となると、ブログの看板に若干の偽りが生じているわけだ。…

風が吹いてくる音楽

本を読む最中に風が吹いてくることがある。とはいえ屋外で頁を繰るでもなければ、窓や扉の立て付けが悪くって隙間風が入ってくるでもない。手前のほうで勝手に吹きもしない風を感じるのである。鉄板はスコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』…

SU-METALに首ったけ

野郎どもの音楽ばかりを聴いてきた。所有するCDに占める女性ボーカルの割合はたったの数パーセントにすぎず、自信を持って聴き込んだと言えるアルバムとなるとBABYMETALを含めても10枚に届かない。何故なんだろうと自己分析してみると、異性としての魅力…

MOAMETALは語りかける

近頃BABYMETALのステージに新たな化学反応が起きているように感じられる。そうしてもし気のせいでなければ、そのシナジー効果だか何だかの中心にMOAMETALがいるように思えてならない。わたしはあらためて自問する──MOAMETALとはいったい何者なのか? (1)…

新曲『TATTOO』の不思議

システム・オブ・ア・ダウンの音楽を語るとき、「変態」の2文字を避けて通ることはできない。サージの変態的歌唱とダロンの変態的作曲センスの邂逅、すなわち変態ミーツ変態といった音世界こそが、彼らの最たる魅力と言って差し支えないはずだ。しかしなが…

新曲『Distortion』の感想

待ちに待ったBABYMETALの新曲『Distortion』が先日リリースされた。「これまた随分と若々しい曲だなあ」というのが率直な感想である。何しろメロディラインが若々しい。従来の歌謡曲の流れを汲むようなメロディラインではなく、近年のJポップのトレンドを意…

白笹稲荷神社

神奈川県は秦野市にある白笹稲荷神社を訪ねた。折しも骨董市が開催されており、参道から拝殿にかけて、陶器や置き物、古道具などを売る露店が並んでいた。この新緑、この青空、この鳥居の朱塗り、この春のうららかな日差し──いったいどういうわけか、わたし…

アーティスト写真10人問題

去る4月1日の午後7時過ぎだった。BABYMETAL公式のお知らせ動画に何やら不穏な空気を感じ取ったわたしは、ややあって更新されたアーティスト写真を見て茫然自失となった。メンバーが3人から10人に激増しているうえ、誰が誰なんだかわからない。言葉を失…

グラフィックノベル予約した

河出書房新社の「奇想コレクション」を集めるでもなく集めている。新品と中古とを問わず、見かけたら、そうして表紙が気に入ったら買うという方式で、気がつけば大半を所有するに至っている。ハズレも混ざっているが概ね面白く読めるし、なかには「これぞ奇…

ザ・モンスター・イン・アイ

わたしがもっぱら洋楽を聴く理由の第3位は、「歌詞がダイレクトに理解できないのがかえって有難いから」である。かろうじて聞き取れたいくつかの単語を手掛かりに、でたらめな想像力の翼を羽ばたかすスタイルが性に合っているらしい。ところが最近、そのス…

時間のかかる彫刻

メタル歴10年余りにして先月ついにアイアン・メイデンにたどり着いた。到底無理だろうと思っていただけに感慨もひとしおである。しかも単にたどり着いただけでなく、マジかっこいいぜヒャッハーと感じた。そう感じられた手前の変化にちょっと感動してしま…

シャッフル再生は魔法だよ

10年前に買ったウォークマンがほんの数時間で力尽きてしまうので、新しいデジタル音楽プレイヤーを取り寄せることにした。これに手持ちのCDから選りすぐったメタル約500曲を落とし込み、シャッフル再生して楽しむ魂胆なのだった。さて、結論から言っ…

サードアルバムにおねだりしたい5つのこと

わたしの憶測が正しければ、BABYMETALのサードアルバムはすでに出来上がっているはずである。したがって今更おねだりしても遅いのだが、しかしそれを言えば、一介のファンごときが(以下略)(1)メタルとディスコのクロスオーバー くどいようだが重ね重ね…

エモスウィッチ・エンゲイジ

いまいち合わないなと思って遠ざけていた音楽が、半年から数年、あるいはもっと長い空白をあいだに置いて何気なく聴いてみたときに、危うくパニック状態に陥るほど心を揺すぶってくることがある。わたしたちはそのたびに「は? ウソだろ? こんなに良かった…

小神様の逝去に寄せて

いまになって考えるとめちゃくちゃな話だが、最初はエイプリルフールの悪い冗談だと思った。寝起きで頭がぼんやりしていたわたしは、つい先日おせち料理を食べたことや、初詣に出掛けたことなどをすっかり忘れて、その見出しの意味するところを何がなんでも…

30000字のラブレター

打ち明けて言うが、わたしは二十歳やそこらの数年間、俗に言うところの「追っかけ」をやっていた。相手は60代後半の老紳士だった。数々の言論人を世に送り出した知る人ぞ知る権威なのにも関わらず、軽妙洒脱にして気取らない話しぶり、ゆるキャラみたいな…

BABYMETALの本質

わたしたちがBABYMETALに観るものは、何も目に見えるものばかりではない。3人それぞれの人間性のようなものが相補的に作用しながら、歌と踊りとを通じて素晴らしく調和する有様を観るのである。SU-METALはステージの申し子と呼ぶに相応しい肝っ魂の持ち主で…

好きな曲ベスト5

今回はBABYMETALの好きな曲ベスト5を発表するつもりである。であるが無事やり遂げられるかどうかはわからない。何しろわたしはこの件について考えるとき、原因不明の息苦しさを覚えるのだ。試しに5と4ばかりが並ぶ通信簿を思い浮かべてほしいーーというの…

なんという微笑ましさ

わたしのBABYMETALが「21世紀で最も重要なメタルバンド50」に選出されたというので、早速ラウドワイヤーのウェッブサイトを訪ねた。残り49組の顔ぶれをうんぬんすると同時に、未知のバンドがあれば片っ端からYOUTUBEへ問い合わせてやる腹なのだった。…

ストレンジ感の塊

以前取り上げたスウェーデン出身のヘヴィメタル・バンド、アヴァターが、来年早々新しいアルバム『アヴァター・カントリー』をリリースする旨の情報を得た。先行公開されたMVを以下に紹介したい。Avatar - A Statue Of The King - YouTubeこの野郎やりやが…

クサカッコイイ

巨大キツネ祭り前のわたしは以下のように考えていた。(1)両日とも出席するのだからほとんどの楽曲が体験できるだろう。(2)アリーナなのだから女の子たちを間近に見られるはずだ。(3)したがってライブ行きたい病もひとまず小康を得るのではないか。…

巨大キツネ祭り(SSA)9/27

アリーナCブロックの前から3列目ーーある種の割り切りが求められるポジションを得たわたしは、やはり例によって両隣の人に話しかけることにした。右隣は少し会話しただけでそれとわかるメタラーお兄さんだった。ドリームシアターの大ファンとのことで、是…

巨大キツネ祭り(SSA)9/26

思いのほか早く到着してしまったので、どうせ待つならと物販の列に加わってTシャツを購入した。グッズにあまり興味が持てない性質だが、実際に手にしてみるとこれはこれで素敵に有難いものだ。何しろかっこいい。座席はアリーナを挟んでステージ正面の1階…

いよいよ巨大キツネ祭り

約1年ぶりの生BABYMETALとなる巨大キツネ祭り(SSA公演)がいよいよ数日後に迫った。両日のチケットが手もとにあるという幸運に加えて、東京ドーム公演(ブラックナイト)での天空席から、26日は1階スタンド席、27日はアリーナと、ここへきて一気に…

バンドやりたーい

数ヶ月前から内心にくすぶるものがある。はてなと思って覗き込むと、古い記憶の界隈で煙が一筋立ち上るのが見えた。わたしはもう一度コピーバンドがやりたい。とはいえBABYMETALに挑戦するほど身の程知らずではない。もっとずっと簡単なので充分である。たと…

タイムマシンは実在する

部屋にフー・ファイターズのポスターが吊るしてある。引っ越して間もない頃に購入したものだから、かれこれ10年来の付き合いになる。けれども10年前というと、わたしの音楽的関心はすでにフー・ファイターズを離れ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エ…

正直嫉妬せざるを得ない

二十歳やそこらの若々しい自分でBABYMETALに出会いたかった。当時のフルーツゼリーみたいな感受性でもってBABYMETALを体験できたなら、それはそれは愉快だろうと思うのだ。しかし何しろ手立てがない。おっさんの心と身体とをいっぺんに若返らせるなど最先端…

曲がりなりにもメタル好き

曲がりなりにもメタル好きのBABYMETALファンとして、ここらでお気に入りのメタル部分についてあれこれ書き散らかしておきたい。『シンコペーション』のツーバス連打 ロック色の強い楽曲にあって発作的に暴走するかのようなツーバスの連打がたまらない。「ム…

まさかの踊りレビュー(2)

素人がプロの踊りをうんぬんするコーナーが約1年ぶりに帰ってきた。今回も持ち前の厚顔無恥なところを存分に発揮していきたい。ヤバッ! 猫じゃらし的な何かと見てまず間違いない。とりわけ魅力的に映るのは「ピッポパッポピッポパッポピー」の人差し指だ。…

ライブ行きたい

5大キツネ祭りへの参加が夢と消えた土曜日、わたしの心と体とは底の抜けたペール缶のように行き抜けになってしまった。みぞおちの辺りが馬鹿にすぅすぅし、何を飲み食いしても満たされず、結局のところアンラッキーとしか名状しようのない、それ以上でもそ…